医原病とは

医原病をご存じでしょうか?
医療そのものが健康を害する、特に専門家が医療をコントロールすることによって増悪する病のことです。
1970年代にイヴァン・イリッチという哲学者により提唱された言葉です。

身近なところだと、薬の副作用が分かりやすいところでしょうか。
抗生物質は原因となる細菌に作用する一方、人間にとって有用な菌も殺してしまいます。
また、抗がん剤はガン細胞の増殖を防ぐ一方、その副作用の強さは多くの人に知られています。
さらに、予防接種後に発熱したというのも立派な医原病でしょう。

また、医療費を掛ければ寿命が延びる訳ではありません。
データ上は、医療費が安い県の寿命が一番長いという事実が存在するのです。
皮肉なことに医者にかからない方が長生きすることが、統計的には証明されています。

とはいえ、医療の進歩は人類の寿命を大きく伸ばしました。
しかしその一方で、人間的な生活を送ることができない、寝たきりの人も増えています。
特に、日本は寝たきり人口が世界で一番というのは、深刻な医原病でしょう。

医学は素晴らしい学問ですが、あくまでも治癒の主役は自らの治癒力です。
医学だからと妄信するのではなく、自分で身体を鑑みることこそ、本当の健康への道なのです。