PFASの健康影響

環境省 PFASの健康影響 北海道大学など3グループに研究委託

一部が有害とされる有機フッ素化合物のPFASについて、環境省は健康への影響を明らかにするため、北海道大学などの3つのグループに研究を委託することになりました。
PFASはもともと自然界には存在せず、人工的に作られた1万種類以上のうちの3種類が有害とされ、各地の水道水や河川などで検出が相次いでいます。

去年11月にはWHO=世界保健機関のがん研究機関が、有害とされる2種類について発がん性があるなどと評価していますが、国はこれまで科学的な知見が十分ではなく、健康への明確な影響は不明としてきました。
しかし、国内でのPFASに対する不安が高まっていることから、環境省は新年度から大学など3つのグループに委託して研究を本格的に始めることになりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240318/k10014393941000.html

科学的な見地がはっきりしていなければ、危険視をしなくても良いのか。
WHOがすでに危険との評価を下しているにも関わらず、対策をしない国の対応には首をかしげます。
世間の非難を浴びて、ようやく重い腰を上げたという段階でしょう。

有機フッ素化合物(PFAS)は自然界には存在しない化合物です。
化学的に非常に安定した物質ゆえ、これまではその便利さにばかりスポットライトが当たっていました。
フライパン等のフッ素加工、防汚加工、撥水加工、コーティング剤等、その用途は多岐に渡ります。

しかし、その安定した性質が仇になり、自然界では分解されないことが近年問題になってきました。
PFASが海や土壌に堆積し、循環系に長期間残存し続けてしまうのです。
井戸水から基準以上のPFASが検出された事例もあり、すでに他人ごとではありません。

国際がん研究機関は、PFASを「ヒトに対して発がん性がある」と分類しています。
また、ホルモン異常、甲状腺疾患、生殖機能の異常、肥満、心疾患等のリスクが指摘されています。

このような情報に触れると、便利はつくづく自分の健康を引き換えにしているなと感じます。
かつて水は安全と言われていましたが、それも今や過去のお話なのです。